あかねごよみ

むりせず自分らしい
「和のある暮らし」をさがす旅。

《二十四節気》立夏

暦の上では夏のはじまり

新緑がまぶしい爽やかな季節。
「風薫る五月になりました」は、初夏の時候のあいさつとしてもお馴染みです。

“立夏”は暦の上では夏のはじまり。
春分と夏至のちょうど中間にあたります。


五月五日は端午の節句、そして、重五(ちょうご)の日。
厄除けに使う「菖蒲」と 武勇を重んじる「尚武」が 重なり、現代では「男の子の節句」とされる日ですが、もともとは 女性たちのお祭りだったのだという説があります。
旧暦の5月は、農村が田植え仕事に追われる時期。体力的にも過酷な夏場に向けて、この日限りはゆっくりお休みください…と慰労されたそうで「女の家」(!)なる集会所に集まり、ご馳走を食べてはガールズトークに華を咲かせたのだとか。
厄払い、子供の日、女性たちのお祭り説…つまりは、みんなの日。
さまざまな形で受け継がれてきた端午の節句は、日本人の心や暮らしに深く根付いた大切な伝統行事。
茜庵でも節句を祝う、さまざまな菓子をご用意してお客様をお迎えしています。

二十四節気

二十四節気の上生菓子

銘は「水牡丹」。
錦玉羹、練り切り、薄墨餡で仕立てた見た目にも涼やかな菓です。

《二十四節気》立夏(りっか)
5月5日〜5月20日頃

●七十二候
蛙始鳴 (かわずはじめてなく)—5月5日〜5月9日頃
蚯蚓出 (みみずいずる)—5月10日〜5月14日頃
竹笋生 (たけのこしょうず)—5月15日〜5月20日頃

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