四季とくらす
《二十四節気》啓蟄
虫たちも目覚める頃
啓蟄=けいちつ。
「啓」は戸を開く、「蟄」は、虫が土の中にこもることを意味します。
この頃になると、大地も暖まり、春の陽気に誘われて、冬ごもりしていた土の中の虫たちが動き始めます。
これまでの寒さが和らぎ、春の花たちもいっせいにほころんできます。
お菓子の銘は、「水温む」
毎月変わる、茜庵のお茶席でご提供している生菓子。
3月の銘は、「水温む」。
水辺を彩る春の景色を表現しました。
中の餡は桜の粒あんと、白餡の二重餡。
愛くるしい色合いの意匠は、訪れた春を目でお楽しみいただけます。
中の餡には、はんなりと さくらを忍ばせています。
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二十四節気の上生菓子
啓蟄の和菓子は二種。
「花籠」
春の野山に咲く花を摘み入れた「花籠」をこなし生地で、
咲く花を色とりどりに染めた練り切りで表現しました。
「春風」
菜の花に吹く温かく、そして、やさしい春の風。
そんな風景を、ういろう生地と白小豆餡でお菓子にしました。
《二十四節気》啓蟄(けいちつ)
3月5日〜3月20日頃
●七十二候
蟄虫啓戸 (すごもりのむしとをひらく)—3月5日〜3月9日頃
桃始笑 (ももはじめてわらう)—3月10日〜3月14日頃
菜虫化蝶 (なむしちょうとなる)—3月15日〜3月19日頃
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