四季とくらす
《二十四節気》白露
草花の上に降りた朝露が、白く涼しく見える頃
夜の気温がぐっと下がって空気中の水蒸気が冷やされ、草花や木に朝露が宿りはじめる頃。
「白露」は秋の季語にもなっています。
暑さがしだいにおさまって、徐々に冬へ向かうその間の少しずつ変わっていく様子を表すものだからでしょうか。
秋のもの寂しさやはかなさが 古くから歌にもよく詠まれています。
「白露や 茨の刺に ひとつづつ」
江戸時代の俳人・与謝蕪村が読んだ秋の俳句。
「庭一面に朝露が降りる深まる秋の朝、茨の刺の先々には美しい露の玉が輝いているよ」
と秋の朝の風景をいきいきと描いています。
鳴門の渦潮で有名な鳴門市の里浦地区では「鳴門金時 里むすめ」の収穫が最盛期を迎えています。
肌寒い朝夕と打って変わって、
潮風香る広大な砂地畑では日差しが照り返しまだまだ強く
厳しい残暑のなか、農家さんたちの手によって「鳴門金時 里むすめ」は掘り起こされています。
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またこの時期の大気は不安定で、秋の長雨が始まる頃。
体調も崩しやすい時期ですので、どうぞみなさまご自愛くださいませ。
《二十四節気》白露(はくろ)
9月8日頃
●七十二候
草露白(くさのつゆしろし)—9月8日〜12日頃
鶺鴒鳴(せきれいなく)—9月13日〜9月17日頃
玄鳥去(つばめさる)—9月18日〜9月22日頃
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