あかねごよみ

むりせず自分らしい
「和のある暮らし」をさがす旅。

あっことあんこ 福岡晃子 桜餅

あっことあんこの桜餅

春を手づくり

自宅でつくる季節の和菓子「あっことあんこ」
今回は、あっこちゃんこと福岡晃子さんが「桜餅」作りに挑戦!

あっこ:

師匠、よろしくお願いします。

松村:

いやいやいや、とんでもない。
こちらこそよろしくお願いします。
さっそくですが、こちらが今日のレシピと道具です。

【あっことあんこの桜餅】
材料  (7個分)
・道明寺粉 100g
・こしあん 120g
・グラニュー糖 50g
・水 210g
・ピンクの色粉 少々(使うのは、爪の先くらい)
・桜の葉っぱ 7枚
・手水 少々(砂糖:水=1:5)
→桜の葉っぱとお餅をくっつきにくくするのに使います。

松村:

おおまかな流れとしては、生地をつくってあんこ玉をいれて、桜の葉っぱで巻いたら出来上がりですね。

まずは、桜餅の生地づくり

お菓子づくりで大切なのは、ちょっと面倒でもしっかり計量すること。

松村:

まずは、水210gを50度ほどのぬるま湯に。
続いてぬるま湯に色粉をいれて、淡いピンク色に着色してください。
すこしずつ道明寺粉をいれて、やさしくかきまぜ、ダマをなくしましょう。

あっことあんこ 福岡晃子

松村:

5分ほどおいて吸水させたのちに、砂糖をいれて、弱火で適度な固さまで練りこみます。
ボールや平らな容器に移し変えて、ラップをかけてください。

桜餅の作り方

あっこ:

蒸らすんですね。

松村:

そうです。
で、蒸らした餅生地を、1個分(35g)ずつ取り分けたら、第1ステップ完成です。

あっこ:

料理で適度な固さって言われるのが一番困る(笑)

松村:

そうですね、まず吸水の目安は、表面に水気がなくなり、指で押して型がつくくらい。

松村:

つづいて弱火で練るのは、かたまりになって、ぽってりと落ちるくらいを目安にしてください。

続いて、あん玉をつくります。

二人の息があってきました!

松村:

市販のこしあんをコロコロと転がし、筒状にしたら、1個分(17g)に切り分けましょう。
桜餅 作り方

仕上げです!生地であんこを包んで桜葉をまく

福岡晃子

松村:

まずは、手水をてのひら全体ににつけて、1個分(35g)の生地を広げ、中央にあん玉を置いてください。
手のひらでころころっと転がすように球状に包み込み、綴じ目を下に。

松村:

まあるい球状を、俵形にちょっとならすかんじで。
桜葉の葉脈が外側にくるようにして、くるりと一巻きしたら、完成です。

あっこ:

これ難しい。コツおしえてください師匠!

松村:

あん玉を包むのは、結構難しくて。職人が最初に習う技術の一つなんですよね。
手のひらでころころ転がすように包んでいって、綴じ目をピタリと。

黙々と練習するあっこちゃん。

あっこ:

あ、なんかできてきた気がする。

松村:

筋、いいですねえ!あっこさん。

さあ、いただきましょう!

あっこ:

美味しい!うれしい。

福岡晃子 あっことあんこ

松村:

黒文字(菓子を切る楊枝のこと)がスっとはいりますよね。

あっこ:

はいりました。

松村:

これ、美味しい桜餅ができたということです。
水分がべちゃっとならず、綺麗に包めてるから。

あっこ:

よかった!これみんなに食べさせてあげたいから、持って帰っていいですか。楽しかったー!

おつかれさまでした!あっこちゃん。

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